コラム

バーチャルオフィスの住所で【銀行法人口座】開設して頂けます

2020.08.27 梅田 中津 四条烏丸

2023.5.26更新


「バーチャルオフィスのみの利用でも、法人口座は開設できるのか?」


調達資金の受け取りや売り上げの計上、税金の支払いなど、事業を展開していくうえで銀行口座は必要不可欠。

バーチャルオフィスの住所で登記が完了したらすぐにでも法人口座を…と考えながらも
上記のような疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

そんな疑問に対して、まず結論からお伝えすると

バーチャルオフィスの住所でも銀行口座を開設していただけます!


実際、コモンルームでもバーチャルオフィスの住所を利用して法人口座を開設されている方がたくさんいらっしゃいます。

しかし、口座の開設には銀行の審査が必要なため、誰でも簡単に新しい口座が持てるというものでもありません。
また、犯罪利用防止の観点からも年々審査は厳格化しているのが現状。
あまり準備をせずに、口座開設の手続きをして断られてしまうケースもあるようです。

そこで今回は、口座開設にあたって準備しておきたい書類や抑えておきたいポイントをご紹介します。

これからバーチャルオフィスの利用を検討している方はもちろん、利用していない方にとっても
口座開設の際の参考になる内容となっていますので、ぜひチェックしてみて下さい!



1.審査の要チェック項目! 申込前にしておきたい5つの事前準備


法人口座の開設に大切なのは【事前準備】だと言われています。
事前準備さえしっかりしていれば、審査が通る可能性がぐっと上がるはず。

今回は、そんな申込前に必ず押さえておきたい項目を5つお伝えいたします。
以下の項目を抑えておけば、少なからずプラスの効果があると思います💡


その①事業内容や事業目的を明確に!


銀行の審査担当の人にいかにわかりやすく事業内容を伝えられるかが、審査結果の明暗を分けるかなり大きなポイント。
事業内容が曖昧だったり、複数事業を展開する場合は柱となる事業がないと、会社の実態が不明確との評価につながります。

金融機関へ届け出る際は、とにかく事業内容を明確に、シンプルにすることが大切です💡
誰が聞いてもイメージできる」かつ「自分で具体的に説明できる」内容となっているか。
ぜひ届け出る前にチェックしておいてください。


その②ホームページやパンフレットの内容を整えましょう!


最近の審査では、ほぼ100%の確率でホームページの確認が入るとみて間違いありません。
ネット社会であるからこそ、しっかりとした掲載内容が評価に直結します。

ホームページの充実は口座開設だけでなく長期的な集客にも役立ちますので、ぜひ内容の充実を図っておきましょう。
もしホームページの立ち上げが間に合わない場合は、パンフレットなど事業内容の説明できるものを準備しておくのが吉です。


その③少なすぎる資本金に要注意!


極端な話、資本金は1円でも法人の設立は可能です。
しかしながら、やはり金額が極端に少ないと「本当に事業に取り組む気持ちがない」と判断されかねません。

しっかりとした事業計画に基づき、月々に必要な費用の数カ月分を目途に見積もっておきたいところです。
ある程度明確な金額基準を設けている銀行も多いので、事前準備の一環として確認しておくとよりスムーズかも。


その④本人確認書類を準備しましょう!


通常の個人口座を開設する場合はもちろん、法人口座の開設には決まった書類を提出する必要があります。
書類不足で何度も銀行に…というのも中々の手間になりますので、漏れのないよう以下の書類を準備しておきましょう。

【準備物一覧

 〇履歴事項全部証明書の原本
 〇写真付き身分証明書(免許書やマイナンバーカード、パスポートなど)※代表者のもの
 〇銀行印(+代表取締役の代表印)

※その他必要に応じて会社定款などの提出を求められることがあります。
※必要書類は口座を開設する銀行によって異なります。事前に問い合わせておくことをおすすめします💡


その⑤バーチャルオフィスとの契約書(請求書)も合わせて用意しましょう!


近年、バーチャルオフィスの利用は珍しいものではありません。
銀行の申込の際は、契約書や請求書など利用状況のわかる書類を提示したうえで事実を伏せることなくお伝えください。

また、バーチャルオフィスと一言で言っても、その実態は場所によって様々。
ホームページの内容や見学時の対応などで、信頼できる場所で契約しておけば銀行での審査も通りやすくなります。


個人口座と比べ法人口座の開設には時間と手間がかかりますが、それ以上のメリットがたくさんあります。
準備は大変ですが、ぜひ登記と合わせて口座の開設手続きをスタートしてみて下さい(*^^*)


2.用途に合わせて選択したい!金融機関ごとの特徴は?

 


歴史のある大手銀行なのか、最近急増しているネットバンクなのか、それとも地元密着の地銀なのか。

同じ法人口座であっても、それぞれ違った特徴や適した利用方法があることをご存知でしょうか?
それぞれの特徴を活かしてスムーズな資金管理をするために、法人口座を複数持つという方法も推奨されているようです。

本章では、金融機関ごとの特徴をメリット・デメリットに分けてみていきましょう!

◆メガバンク・都市銀行

メリットデメリット
・取引先銀行のネームバリューがあるため
 会社の信用が上がる
・高額融資にも対応できる
・全国の支店を利用できる
・国外への振込にも対応している
・口座開設までの審査が厳しい
・口座維持手数料が割高
・振込み手数料が割高 (一部の都市銀行)

 

◆信用金庫・地方銀行 

メリットデメリット
・特定の地域を中心に店舗展開されているため、該当エリアの事業者や地域コミュニティを把握している
 =地域密着型のビジネスの方にメリット大!
・都市銀行よりも親身になって相談にのってくれる傾向にある
・都市銀行に比べて法人口座を開設しやすい
・利用できるエリアが限られている
・高額融資の際には、審査に時間がかかる
・信用金庫から融資を受ける際は、「従業員300人以下または資本金9億円以下」などの条件を満たし、「信用会員」になる必要がある。
 条件から外れる場合は脱退しなければならない。

※信用金庫での口座開設は、自宅または事業所の最寄りの支店でなければ審査が通りません。

  

◆ネット銀行

メリットデメリット
・24時間WEBから振込み、決済が可能
・インターネットバンキング手数料や口座維持手数料がかからない
・振込手数料が安価な傾向にある
・印鑑レスで手続きできる場合が多い
・比較的開設までのハードルが低い
・店舗を持たない銀行が多く、対面での相談などができない
・取引先からの信頼度が低い
・インターネットの不具合やシステムメンテナンス時は利用自体ができなくなる
・ローン審査が厳しい

 

 

ビジネスのエリアや特徴によって選ぶのはもちろんですが、
アナログ派とデジタル派など、人それぞれ管理しやすい方法も違うので、
上記の特徴を把握して自分にあった法人口座を開設しましょう。




3.おわりに


いかがでしたでしょうか。
今回は【バーチャルオフィスの住所で法人口座を開設するためのポイント】をまとめてお伝えしました!

今回お伝えした内容のほかに

・法人用の固定電話番号を用意する(電話転送サービスなどの利用もおすすめ!)
・個人口座を持っている銀行で法人口座を申し込む


といった審査を通りやすくするための裏ワザもございます。

審査は厳しくはなっているものの、事業主として選択できる銀行の選択肢は増加している状況です。
用途とタイミングをしっかりと見極めて、ベストな法人口座を、そしてお金の流れを生み出しましょう!


そして最後にコモンルームのバーチャルオフィスの詳細情報をご案内させて頂きます。

コモンルーム中津:バーチャルオフィスプラン
コモンルーム梅田: バーチャルオフィスプラン
コモンルーム四条烏丸:  バーチャルオフィスプラン

持ちビルでの運営で、低価格で「住所利用」+「法人登記」+「郵便物受取
3つのサービスがトータルパッケージで利用頂けるおすすめプランとなっています🌻


法人口座を検討されている方にとって、今回のブログが少しでも参考になれば嬉しく思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました🍀

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