更新日 2022.2.10
テレワークにおすすめの場所をお探しですか?
『テレワーク』の導入が早急に進められています。
日本でのテレワーク導入率は約3割というデータが出ていますが、ICTの発達や制度の拡充により、今後もテレワークの需要が拡大していくことは間違いありません。
(参考:五輪開催中のテレワークの実態について、2万人規模の調査結果を発表 正社員のテレワーク実施率は全国平均で27.5%、東京都で47.3%。|パーソルHDのプレスリリース (prtimes.jp))
しかしながら、テレワークを行う社員のためにオフィスを新たに準備することは、ほとんどの企業にとっては資金面などの理由で難しいのが現状。
多くの企業は自宅でのテレワークを推進しています。
さて、自宅でのテレワークとなると、環境を整えるのが大変です。
デスク・オフィスチェアの購入・ネット環境整備など仕事場として使うスペースの準備に時間と労力そして費用が発生してしまいます。
また、自宅には多くの誘惑があり、正直集中することが難しい、という場合も…。
会社からの手当てが充分とは言えない場合もあり、自宅以外でテレワークに利用できる場所を探している人が増えてきました。
今回は、テレワークのための場所探しをしている方に向け、テレワークを行うのにおすすめの場所とそのデメリット・メリットをご紹介します。
【目次】
1.コワーキングスペースでのテレワーク
2.シェアオフィスでのテレワーク
3.飲食店でのテレワーク
4.ホテルなど宿泊施設でのテレワーク
5.カラオケ店でのテレワーク
1.コワーキングスペースでのテレワーク
テレワークにおすすめの場所1つ目は、コワーキングスペースです。
コワーキングスペースは、会社やオフィスという「場所」に縛られずに働くことができる働き方である、「コワーキング」という働き方を支えていくことを目的として作られているワークスペースです。
コワーカー、ノマドワーカーなど個人で事業を行っている人同士などが、コミュニティを持ちながら運営しているスペースが多い印象です。
そのため、仕事が進みやすい環境が整備されているのはもちろんのこと、特色のあるコワーキングスペースが多いので、自分の好みに合ったワークスペースを利用することができます。
ドロップインという一時利用ができるコワーキングスペースもあり、気になるコワーキングスペースは一度利用してみてください。
≪テレワーク利用時のデメリット≫
・座席はフリーアドレス(自由席)というコワーキングスペースが多いため、気に入った席の確保が難しい場合や、満席で座れない可能性あり。
⇒ 事前に電話で空席状況の確認などをしてみましょう!
・コミュニティを大切にしているスペースが多く、和気あいあいとした雰囲気の場所もあれば、集中して作業する環境が整った静かなコワーキングスペースもあるので、雰囲気が合わない可能性あり。
⇒ 自分がカフェか自習室ならどちらがより集中できるかを考えてみると選びやすいです!
≪テレワーク利用時のメリット≫
・抜群のオフィス環境
ワークスペースとして設計されているスペースのため、ネット環境・電源などの環境はもちろんのこと、スペースによっては無料ドリンクがあったり、カフェを併設していたり、通常のオフィス以外の部分で充実した環境を使うことができます。
・コワーキングスペースは全国で増加中
最近では市町村などが運営しているコワーキングスペースが郊外にもでき始めているため、家の近くでも、出張先でも、コワーキングスペースを探すことが容易になってきました。
テレワークの「時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方」という内容と親和性が高いことがわかります。
コワーキングスペースを探すのにおすすめのサイト
👉 Coworking.com
全国のコワーキングスペースを検索可能。場所を選ぶと料金やオプションなどを一覧ページで比較検討できるところがおすすめです。
2.シェアオフィスでのテレワーク
テレワークにおすすめの場所 、2つ目はシェアオフィスです。
シェアオフィスは複数の企業・個人事業主などが働く場所を共有して使うオフィスのことを指しており、ワンフロアの中にいくつもの企業の方が滞在して使います。
コワーキングスペースと似ている場合が多いですが、シェアオフィスは「場所」の提供を主なサービスのメインとしており、協同し、コミュニティ形成を大切にするコワーキングスペースとは違いがあります。
シェアオフィスの需要の高まりとともに、より良い環境のシェアオフィスができ始めていますので、 いくつかのシェアオフィスを比較検討して利用されることをおすすめします。
問い合わせすぐに見学・内覧ができるシェアオフィスが多いので、比較検討している旨を伝えれば、より具体的に利用イメージを知ることができるはずです。
≪テレワーク利用時のデメリット≫
・複数人利用の場合の費用面
⇒ 同法人内の人間であれば交代で使えるような法人プランを探してみるのもいいかもしれません!
・共有スペースでの情報セキュリティ面
⇒ ライバル企業が同フロアにいないのであれば、あえて異業種交流の場として捉えるのもあり!?
≪テレワーク利用時のメリット≫
・整ったオフィス環境
オフィス環境の整ったワークスペースを自由に使うことができます。
・サテライトオフィスとしての利用もOK
複数人で利用可能なシェアオフィスも多いため、簡易的なサテライトオフィスとしても利用できます。
その場合、通常の賃貸オフィスを利用するよりも低価格でオフィス契約ができるところも魅力です。
シェアオフィスを探すのにおすすめのサイト
👉 eシェアオフィス
創業手帳が運営しているシェアオフィス・コワーキングスペース・レンタルオフィスを検索することができるサイト。
実はシェアオフィスを絞って検索できるサイトは少なく、全国のシェアオフィスの実態を知りたいときにおすすめです。
3.飲食店でのテレワーク
テレワークにおすすめの場所3つ目は、飲食店です。
Wi-Fi環境や電源のあるカフェがテレワークを行うのには最適ですが、ここ最近は夜間営業がメインの飲食店で、開店前の時間帯をテレワークの場所として開放している店も
。
最近では飲食店をワークスペースとして使える店を検索・利用できる、新しいサービスが出来ています。
近くにコワーキングスペースやシェアオフィスがない、という場合でも、いろいろな飲食店にワークスペースとしての機能があれば、使い勝手のよいテレワーク場所となるのではないでしょうか。
≪テレワーク利用時のデメリット≫
・飲食店の利用時間に制限がある
飲食店などをテレワークで利用する場合は時間に制限があることがデメリットとして挙げられます。テレワーク利用時間が決まっている場合もあり、またカフェなどでは利用時間を2時間以内などと決めているところも。
⇒ 時間制限がある方が仕事が捗る!という人には逆にオススメ!?
≪テレワーク利用時のメリット≫
・飲食店メニューが楽しめる
飲食店のため、テレワーク利用者も通常のメニューや簡易版のメニューが楽しめます。
また、オフィス契約とは異なるため、月ごとの支払いは発生しません。ふらっと気軽に立ち寄って、好きな時に使える点が魅力です。また、メインは自宅で作業し、息抜きに近くの飲食店で作業をすれば、思いがけないアイデアが湧くことも。
テレワーク利用ができる飲食店を探すことのできるサイト
👉 Suup
飲食店を活用したテレワークプレイス提供サービス。
👉 ワークスルー(都内のカフェレストラン利用に)
👉 テレワークスペース
※新型ウイルス感染拡大防止対策のガイドラインを守っている飲食店の利用をおすすめします。
4.ホテルなど宿泊施設でのテレワーク
テレワーク利用におすすめの場所4つ目は、ホテル・旅館・宿などの宿泊施設です。
観光客の利用が低下しているホテルなどの宿泊施設で、デイユースのプランなどの拡充が行われ、都市部に限らず郊外の宿泊施設でもテレワーク利用が可能となりました。
HOTEL WORK TOKYOという、テレワーク利用が可能なホテルを検索できることができるサイトが発足。今後も多くの宿泊施設で、テレワーク利用者のためのプランが充実していくようです。
≪テレワーク利用時のデメリット≫
・ホテル宿泊にあたる費用面
デイユースで通常の宿泊の場合の価格より下がるとはいえ、ある程度の費用が発生します。
また、ホテルによってはWi-Fi環境が完全には整備されておらず、通信が遅い場合も。
⇒ wi-fiに関しては、事前の問い合わせなどで確認しておくのがおすすめ!
≪テレワーク利用時のメリット≫
・セキュリティ面が安心
個室を利用してテレワークができるため、盗難やPC画面の覗き込みなどのセキュリティ面は万全で、集中して作業する環境としては最適です。
・充実したホテルサービス
ホテルのきめ細かなサービスを受け、大浴場やレストラン利用したりして仕事ができるので、家の近くでもワーケーションを体験することができます。
テレワーク利用ができるホテル・旅館・宿をお探しの方へおすすめのサイト
👉 JTB テレワーク利用のできる宿泊施設
その他のじゃらんなどホテル検索サイトでもテレワークというキーワードで検索すると、あらゆる宿泊施設を確認することが可能です。
👉 Komforta workation
ワーケーションに特化したサイトも登場しました。こちらは仕事に集中できる環境と地域の魅力を楽しめる環境を兼ね備えた施設を集めたプラットフォーム です。
5.カラオケ店でのテレワーク
テレワーク利用におすすめの場所、最後はカラオケボックスです。
全国展開しているカラオケボックスなどが、テレワーク利用のためにカラオケボックスの個室を使えるプランを展開しています。
都市に限らず多くの場所に存在しているため、会社との調整をつけることができれば、自宅から近いカラオケボックスで仕事をすることができます。
息抜きに歌うことももちろんできるので、自宅ではなかなか息が詰まる、という方はぜひ利用してみてください。
≪テレワーク利用時のデメリット≫
・オフィスとしての機能性が低い
通常カラオケとして使用している部屋を使うので、テーブルと椅子の調整などが難しい場合があります。
また、部屋のBGMを切ることができても、廊下などで流れているBGMや、隣の部屋にカラオケ利用のお客様がいる場合、音が気になります。
取引先との電話などが多い場合の利用は向いていないようです。
⇒ 逆に、こもって作業する日などにはピッタリ!使い分けが大切です。
≪テレワーク利用時のメリット≫
・完全個室であること
カラオケならではの個室の利用が可能で、周囲の目を気にすることなく会話ができます。
また、机に広げた資料やパソコンを第三者に見られる心配もありません。
アクセスしやすい好立地な店舗が多いことも、使い勝手がよく魅力です。
テレワーク利用に向けてサービスを展開しているカラオケボックス
👉 ビッグエコー
ビッグエコーはオフィスボックスというテレワーク向けサービスを2019年10月より開始しています。
👉 パセラ
おしごとパセラとして利用可能。
👉 コートダジュール
お仕事での利用を推奨中!
おわりに
今は通常勤務の業種でも、社内の環境が整い次第、テレワークへ移行していくという企業も多いのではないでしょうか。
総務省も、テレワークは『ワークライフバランスの実現 、人口減少時代における労働力人口の確保、 地域の活性化などへも寄与する、働き方改革実現の切り札となる働き方』と位置付けており、テレワークが働き方のニューノーマルとなっていくのかもしれません。
ワークスペースは日々進化、増加しており、今後のテレワークの需要に答えることは十分可能です。
本日ご紹介した中でもコワーキングスペース、シェアオフィスなどの言葉が出てきましたが、これらのワークスペースは働き方の多様性に応えた結果、作り上げられてきた場所です。
これからは自分にぴったりのワークスペースで働くことができるかどうか、というところが、企業選びのポイントにもなっていくのではないでしょうか。
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