コラム

コワーキングスペースとシェアオフィスの違いは3つ!利用が向いている人の特徴を徹底解説

2024.04.30 梅田 中津 四条烏丸

「コワーキングスペースとシェアオフィスはどう違うの?」
「レンタルオフィスやバーチャルオフィスなどの違いを知りたい」
「自分には、コワーキングスペースとシェアオフィスのどちらが向いている?」

コワーキングスペースとシェアオフィスは、ひとつの広い空間を使用するという共通点があります。作業や仕事などに利用する方がほとんどです。

とはいえ、両者には違いがあることも事実です。それぞれの違いを知っておくことで、自分に向いているほうを選べるでしょう。

この記事では、コワーキングスペースとシェアオフィスの利用を検討している方に向けて、

・両者の違い
・似ている業態とその特徴
・利用が向ている人の特徴

などを解説します。ぜひ最後までご覧ください。

1.コワーキングスペースとシェアオフィスの違い
 1-1.使用用途
 1-2.個室の有無
 1-3.料金
2.コワーキングスペースとシェアオフィスと似た業態と特徴
 2-1.レンタルオフィス
 2-2.バーチャルオフィス
 2-3.貸事務所
3.コワーキングスペース・シェアオフィスの利用が向いている人の特徴
 3-1.コワーキングスペースの利用が向いている人
 3-2.シェアオフィスの利用が向いている人
4.コワーキングスペースとシェアオフィスの違いを知り利用を検討しましょう

1.コワーキングスペースとシェアオフィスの違い

コワーキングスペースとシェアオフィスには、主に3つの違いがあります。以下の表は、相違点を簡易的にまとめたものです。

コワーキングスペースシェアオフィス
使用用途利用者同士の交流事業の促進
個室の有無ないケースが多い個別のワークスペースあり
料金月額5,000~30,000円月額10,000~50,000円

各項目について、順番に解説します。「コワーキングスペースとシェアオフィスどちらを利用するか迷っている」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

1-1.使用用途

コワーキングスペースは、利用者同士の交流が主な目的です。施設によっては定期的にイベントが開催されており、人脈を広げたいフリーランスや起業家などが集まる傾向にあります。

一方、シェアオフィスは、事業をおこなう側面が強いです。ワークスペースは個別に設けられており、作業や仕事に集中しやすくなっています。

1-2.個室の有無

コワーキングスペースは、1つの大きな空間の中でさまざまな方が利用しています。施設にもよりますが、個室は用意されてない場合が多いです。

反対に、シェアオフィスは個別のワークスペースが設けられています。デスクやチェアも専用のものが使えます。

なお、シェアオフィスのワークスペースは、天井部分が空いている「半個室」となっている場合がほとんどです。他の利用者の会話や作業音が聞こえやすく、人によっては作業に集中できないかもしれません。

1-3.料金

コワーキングスペースとシェアオフィスの料金相場は、以下のとおりです。

施設月額費用の相場
コワーキングスペース5,000~30,000円
シェアオフィス10,000~50,000円

コワーキングスペースは、シェアオフィスに比べると料金が安価です。

また、コワーキングスペースは一時的に利用できる「ドロップイン」が用意されています。そのため、スポット的な利用が可能です。

反対に、シェアオフィスは月額契約が基本です。一時的に利用できるケースはほとんどないと考えてよいでしょう。

2.コワーキングスペースとシェアオフィスと似た業態と特徴

こちらでは、コワーキングスペースやシェアオフィスと似た業態である以下の内容を説明します。

  1. レンタルオフィス
  2. バーチャルオフィス
  3. 貸事務所

各概要について、順番に見ていきましょう。

2-1.レンタルオフィス

レンタルオフィスは、業務に費用な環境があらかじめ整っているオフィスを指します。たとえば、以下の設備が元から備わっているのが特徴です。

・デスク
・チェア
・キャビネット
・インターネット回線

そのため、起業やオフィス立ち上げにかかる手間が少なくて済みます。また、貸事務所と比較すると費用は安価な傾向にあります。

なお、レンタルオフィスについて詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
>>レンタルオフィスの悪いイメージや噂について実情をお伝えします!

2-2.バーチャルオフィス

バーチャルオフィスとは、事業に使える住所を借りられるサービスです。直訳すると「仮想事務所」となり、オフィスそのものは用意されません。利用できるのはあくまでも住所だけです。

バーチャルオフィスの料金は、月額0.5~1万円が相場です。「コストを抑えつつ事業に使える住所を確保したい」という方に向いています。

2-3.貸事務所

貸事務所は、事務所用に賃貸物件を契約することを指します。完全個室の部屋を借りられるのがメリットです。

ただし、貸事務所は、月額費用が高額です。物件次第ではありますが、10万円以上かかってしまうことも珍しくありません。

なお、貸事務所については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせてチェックしてみてください。
>>レンタルオフィスと貸事務所の違い6選!メリット・デメリットや向いているケースを解説

3.コワーキングスペース・シェアオフィスの利用が向いている人の特徴

コワーキングスペースとシェアオフィスには、それぞれ違いがあります。そのため「自分はどっちの利用があっているのか」と悩む方が多いのではないでしょうか。

こちらでは、コワーキングスペースシェアオフィスの利用が向いている人の特徴を紹介します。ぜひ判断材料のひとつにしてみてください。

3-1.コワーキングスペースの利用が向いている人

コワーキングスペースの利用が向いている人の特徴は、主に以下のとおりです。

・コストを抑えて作業できる場所を確保したい
・一時的に利用できる作業場所を探している
・交流を通じて人脈を広げたい

コワーキングスペースは、シェアオフィスよりも利用料金が安価です。そのため、作業場所にかけるコストを抑えたい方に向いています。

3-2.シェアオフィスの利用が向いている人

シェアオフィスの利用が向いている人には、主に以下の特徴があります。

・個別のワークスペースを確保したい
・自分専用の作業場所が欲しい
・サテライトオフィスや起業を考えている

シェアオフィスの最大の特徴や、自分の専用のワークスペースを確保できることです。これから事業を始めようとしている方や、支店やサテライトオフィスの立ち上げなどに向いています。

4.コワーキングスペースとシェアオフィスの違いを知り利用を検討しましょう

コワーキングスペースとシェアオフィスは、広い1つの空間を利用するという共通点があります。

なお、コワーキングスペースは利用者同士の交流が主な目的ですが、近年では交流やイベントを推奨している施設は減りつつあります。そのため、シェアオフィスとの違いがあいまいになりつつあるのが現状です。

しかし、コワーキングスペースとシェアオフィスでは、個室の有無や料金などが異なります。違いを理解して、どちらが自分にあっているのかを判断することが大切です。

ぜひこの記事を参考にして、コワーキングスペースやシェアオフィスの利用を検討してみてください。

なお、当メディアを運営する「コモンルーム」では、大阪と京都にコワーキングスペースとシェアオフィスを展開しています。見学は随時受け付けているので、気軽にお問い合わせください。

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