2020年から続いたコロナ禍で『テレワーク』という言葉が浸透しましたが
テレワーク = 在宅勤務
というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
本来、言葉の意味は
【情報通信技術(ICT)を利用して、時間や場所に縛られずに自由に働く形】を表現した言葉です。
そんなコロナの波も終息の兆しが見えだし、以前のように出社をして仕事をする働き方に戻りつつあります。
一方で、政府が推進する「働き方改革」を見直すきっかけとなり、
柔軟な働き方を取り入れる会社や企業も増加しています。
在宅勤務での作業はどこか集中力に欠けたり、私生活との気持ちの切り替えができないという声も多く聞かれます。
そんな方にご紹介したいのが「コワーキングスペース」です。
そもそも
・コワーキングスペースってなに?
・どうやって利用するの?利用金額は?
・カフェとの違いは?
などテレワーク時、気になる疑問を詳しく解説していますので是非一度ご覧ください。
目 次
1.コワーキングスペースってなに?
2.どうやって利用できるの?
3.カフェとの違いは?自宅、コワーキングスペースとメリット比較
4.最後に
1.コワーキングってなに?
コワーキングスペース(Coworking Space)とは、直訳すると
共に『Co』/ 働く『Working』/ 空間 『Space』
という意味で、主にオフィスワーク等の仕事をする際に
必要な設備(デスク、チェア、インターネット環境、電源など)が揃っている空間で、
異なる業種の人たちが交わりを持って共創しながら作業や仕事ができるスペースのことです。
2.どうやって利用できるの?
コワーキングスペースは主に
・一時利用(ドロップイン)
・月額会員
と2つに分類されています。
まず、一時利用(ドロップイン)は
各コワーキングスペースの場所や営業時間によって値段設定は様々ですが、
〔1時間 〇円~〕 や 〔1日利用 〇円〕 などと定められています。
その基本料金の中で、貸出しの備品があったり、フリードリンクの提供があったりと
事業所によって提供されるサービスも異なります。
初めて利用する場合は、ドロップイン利用の提供があるコワーキングスペースを探しましょう。
月額会員制や、スペース提供のないコワーキングスペースもあります。
次に、月額会員は
・利用できる曜日や時間帯
・固定の席や、部屋
プランによって料金が異なり、スペースを利用する頻度や求める条件や環境によって選択できます。
月額会員になると、
長い目で見た時にドロップイン料金より安く利用出来たり、
会員特典のサービスを受けられるといったポイントもあります。
ドロップイン利用でお気に入りのスペ―スを見つけられれば、月額会員を視野に入れるのも良いでしょう。
(詳しくは各事業所の公式サイトなどでご確認ください。)
3.カフェとの違いは?自宅、コワーキングスペースとメリット比較
「自宅でのテレワークは集中力が続かないから、気分転換にカフェで数時間作業しよう」
なんて方も多いのではないでしょうか?
ここからは自宅、カフェ、コワーキングスペースで作業をする際のメリットを
の4項目に分けて比較してみました。
テレワークの際に気になる点や、案外知られていないサービスなどもありますのでチェックしてみてください。
設備
自宅 | カフェ | コワーキングスペース | |
Wi-fi | 〇 各家庭によるが 使用人数が多数でなければ 家庭用でも問題なし | △ FreeWi-fiが通っている店舗も あるが利用人数によっては弱く 繋がらない事もある | ◎ 高速回線を導入している コワーキングが多い 強力なのでテレワークでも安心できる |
コンセント | 〇 特に問題はないが 電源の配置、他電化製品との 兼ね合いがある | △ 各席にあるわけでなく 電源も一口タイプが多い 用意がない所もある | ◎ 席に電源がありタップの 貸し出しもあるので 同時に充電が可能 |
デスク・ チェア | ◎ 自分のサイズに合ったものを 用意することができる 劣化による買い替えなどの 出費はあり | △ お店によって様々だが 長時間の滞在を想定していないので 簡易的なものが多い | 〇 オフィスチェアを取り入れている所が多く 長時間の作業でも疲れない 毎日同じ席に座れるとは 限らない |
環境
自宅 | カフェ | コワーキングスペース | |
会議・ 電話 | 〇 特に問題なし 周りに家族などいる場合は 気になってしまう | △ 周囲の音が気になったり 大事な内容の電話や テレワークの際は 席を外す必要もある | ◎ 各事業所により違いはあるが 席でWEB会議ができたり 電話BOX完備など 仕事の電話もしやすい |
集中力 | △ 生活が目に見えるので 気になったり、だらけてしまう 誘惑が多い | 〇 席の幅が狭く隣と近い 周りの雑談が気になったり 長時間の滞在は難しい 場所を選べば〇 | ◎ 空調、音楽、照明など 管理されている所が多く 個々で仕事をしているので 比較的静か |
セキュリ ティー | ◎ 機密情報の共有や 書類保管なども心配なし | △ パソコンを広げたままや 鞄を置いて動けない 話の内容にも気を使う | 〇 席での通話は周囲も しているので気にならない スタッフ在中のスペースは 常に視線があるので安心 |
時間
自宅 | カフェ | コワーキング | |
利用時間 | ◎ いつでも開始終了できる 工程を自分で立てやすい | △ 20時頃には閉店 店舗にもよるが、朝の 時間帯は混み合う | 〇 就業時間は営業 ドロップインでも22時頃まで 利用できる所も多い 会員になれば24時間など |
移動時間 | ◎ 移動の必要がなく スムーズに作業が始められる | 〇 店舗数が多いので 近くの場所を選ぶと 時間は取られない | △ 都心部に多い為 自宅から距離がある事も |
料金
自宅 | カフェ | コワーキング | |
利用料 | 〇 特にかからない 電気、水道代などが嵩む | ◎ 利用料金は特に無し | △ 基本料金がかかる 500円~/1時間など |
飲食代 | 〇 自分で選ぶことができるので 安く抑えられる 用意が必要 | △ 長時間の作業となると ドリンクや軽食に お金がかかる | 〇 フリードリンク制の スペ―スを選ぶと 料金内なのでカフェより安くつく |
主にデスクワークでの利用が多い3拠点で比較しましたがいかがでしたでしょうか?
コワーキングスペースは仕事だけでなく、
資格試験の勉強、趣味や自分時間を過ごす場としても利用して頂けます。
営業時間や提供サービス、店舗の雰囲気で自分に合ったスペースを見つけてください。
4.最後に
さてここまで、コワーキングスペースについてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
テレワークは場所や時間にとらわれず、どこでも働くことができるので
いかに集中力を遮られずに作業を遂行できるかが重要なポイントとなります。
自分に合った空間を見つけることが出来れば、毎日の仕事も捗り効率よく仕事ができます。
在宅ワークからの気分転換や、セカンドプレイスの候補に
ぜひ一度ドロップイン利用でコワーキングスペースでのテレワークを試してみてはいかがでしょうか?
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