VCからみた投資をしてもらえる起業家とは
7/17(木)に大阪府・社団法人KSIA主催の起業家交流会を開催しました
日本を代表するVC(ベンチャーキャピタリスト)である、村口和孝氏をお招きして講演いただきました。無名のベンチャー企業について、資金の必要な立ち上げの時期に投資をされてきた経験から、起業において大切なことについて。
「どんな人に投資をしようと思うのか?」
●無名、貧乏、エネルギーのある人
●1週間で状況を変えていく馬力がある人
●どういう事業機会をとらえようとしているのか
まず、ある程度の「ハングリーさ」が必要である、とのことです。大金があるなど、恵まれすぎていると良くない。よく働いて、惑わされないことも大切。
次に、どんどん状況を変えていくパワーがある人。2ヶ月間変化が無い、というのはNG!! 21世紀は情報の時代、変化のある新しい時代である。
そして、何をやろうとしているか。「能力+機会+やる気(パッション)」が大事、とのお話でした。
セミナー会場は満員御礼!みんな真剣です
起業家には「顧客に価値(サービス)を提供する」という使命があります。
そのためには、Human Understanding(人間理解)がとても大切です。「人間はおもしろい♪」と思い、恋愛するような気持ちで働くこと。
やりたいことが決まったら、その業界の「メッカ」といわれる場所に行ってみるのがおススメ。その業界で世界一、日本一と言われる場所の空気に触れてみると、得るものがある、とのことでした。
徳島県の南の方のご出身で、大学では演劇部でシェークスピアに傾倒していた、という村口さん。情熱的なお人柄で、心から投資を楽しいと思っていらっしゃる様子が伝わってきました。講演をお聞きして、起業には苦しいこと・大変なことも、たくさんあるのでしょうが、それ以上に「楽しむ」ということが大事で、人の話をよく聞いて「人間理解」を深めていくことが、大切なのだと感じました。
セミナーに参加できなかった残念!!というあなたには・・・
村口氏の著作【私は、こんな人になら、金を出す! 】
・DeNAをブレイクさせたカリスマ投資家が説く企業の難問と克服法
・成功する起業家の条件・アクションとは何か?
もちろん、セミナーに参加された方にもおススメです♪
〈講師〉株式会社日本テクノロジーベンチャーパートナーズ村口和孝氏。
日本のVCプロパー第一世代で23年の長い経験。10件以上の成功実績ある一人。通算成績は、キャピタルゲイン250億円以上と、国際的にも高水準。企業リストラ、相続対策、企業買収も経験、支援ネットワークあり。投資から公開まで幅広い体験の総合的投入を指向している。 日本では初期段階投資の成功を複数実績持つ、数少ない実務者。実績としては、アインファーマシーズ(売上5億円で投資)、ジャパンケアサービス(実質売上25百万、経常赤字で1億円投資、5年努力後公開回収成功)などがある。現在「社会にベンチャーが生まれ活性化するにはスピンアウト支援可能な、独立的資本環境が不可欠」と説き、ハイテク関連投資、大企業スピンアウト型投資の組立に注力中である。 http://www.ntvp.com/