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夏めく。

2018.06.09 中津

みなさんこんにちは、高松です。
さて、やってきました6月です。
以前、夏のはじまり。でお伝えした内容を覚えていらっしゃいますでしょうか?
知っていると面白い日本の風習から少し派生して二十四節気についてのお話しました。
5月は立夏と小満をお伝えし、その2つを合わせ「初夏」と言うといったところまでお伝えしましたね。
その最後の方に予告をしていた芒種夏至についてです。

芒種(ぼうしゅ)


先日のブログでお伝えした「小満」に並び、あまり耳馴染みのない言葉ですね。
ニュースなどでもほとんど取り上げられることのないフレーズです。
「亡」という漢字が入っているので、私は初めて見たときなんだかマイナスのイメージがあるのかな?なんて思ってしまいましたが、実際はそんなことありません。
毎年、6月6日頃に芒種を迎えますが、今年も例に漏れず6月6日に芒種を迎えました。
6月6日~夏至までの芒種の間にはいろんなことがあるのです。
まずは日本の多くの地域が梅雨入りをします。
早めに梅雨入りする九州・沖縄地方や、遅めに梅雨入りする東北、梅雨がない北海道は除きますが、コモンルーム中津のある関西もこの時期に梅雨入りとなります。
今年、2018年は6月6日の芒種を迎えた日に関西地方は梅雨入りしましたね。
あとは紫陽花が綺麗に咲いたり、梅が熟すのもちょうどこの時期です。
もともと芒種の芒の字は稲や麦などの穂の先についている少し硬い針のようなとげを指し、農家の方たちはこの時期に種をまき始めていました。(※現在の時期とは少し異なってきているので、必ずしもこの時期ではないことがありますのでご注意ください。)

夏至(げし)

こちらは1度や2度は耳にしたことのある言葉ではないでしょうか?
小学校や中学校の時に“1年の中でいちばん昼が長い日”と教えられた記憶がある方もたくさんいらっしゃるかと思います。
今年の夏至は6月21日で毎年6月21日か22日に夏至を迎えます。
“1年の中でいちばん昼が短い日”として覚えている冬至の逆になるのです。
確かに最近では7時頃でもまだ明るい事が多いですよね。
冬至にはかぼちゃを食べたり、ゆず湯に入ったりとイベントがあるのですが、夏至にはこれと言って決まった風習はないのだそうです。
上で紹介した芒種でも分かるように、二十四節気は農業に関する言われが多いですよね。
夏至のころは種まきを終え、作物が育つ過程でもあるので決まったものを食べたり使ったりと言う習慣が根付かなかったとされています。
ただ、地域によってはタコやお餅、うどんなどを食べる習慣があるそうです。
みなさんのお住まいの地域には何か決まった習慣はありますか?
夏至で有名なのは三重県にある二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)の夏至祭(げしさい)が有名です。
二見興玉神社は夫婦岩がある神社で、海岸のすぐそばにお社がある神社です。
夏至の前後1ヶ月ほどは丁度、夫婦岩の間から朝日が昇るそうで、6月20日に鎮魂修法、21日には禊修法を先着順で受け付けているそうです。
夏至祭には行ったことがないのですが、先日小学校の修学旅行ぶりに行きましたが大阪や京都にある神社とは雰囲気が少し異なりました!
気になった方は調べてみてくださいね~。

さて、本日は芒種と夏至についてご紹介しました!
この二つの時期を合わせて「仲夏(ちゅうか)」と呼びます。
暦上ではもう夏も深まってくる時期なのですね。
これから、雨の日が多くなったりムシムシと暑い日が増えますが体調にはお気を付け下さい。
次回の知っていると面白い日本の風習は7月のはじめ頃に次の二十四節気、小暑と大暑についてご紹介します!
是非お楽しみに~♬