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夏の始まり。

2018.05.15 中津

みなさん、こんにちは高松です。
ゴールデンウィーク気分もひと段落し、お仕事に精を出している方も多くいらっしゃるかと思います。
コモンルーム中津もゴールデンウィークのお休みを終え、やっといつも通りの日常が帰ってきました!
今日はお待ちかね!?知っていると面白い日本の風習から少し派生して二十四節気についてのお話です。
みなさんは「二十四節気」はご存知でしょうか?
有名なところだと「春分の日」や「夏至」「秋分の日」「冬至」があります。
春分の日と秋分の日は国民の休日に制定されています。
実は、その祝日の他に20もの季節の区分があるのです。
今回はその2つをご紹介していこうと思います。

立夏(りっか)

よく、時候のあいさつに「立夏の候」などという言葉がありますし、天気予報なんかでもちらほら聞く機会のある言葉ですので、1度くらいは聞いたことがあるかもしれません。
二十四節気の中で「立○」という言葉は季節の始まりを意味します。
なので、立夏は夏の始まりとされている日なのです。
毎年、少しの誤差があるものの、5月6日ごろに立夏を迎えます。
今年2018年は5月5日のこどもの日でした。
ニュースや天気予報で実際に耳にされた方がいらっしゃるかと思います。
しかし、夏の始まりと言われてもまだピンと来ない方は「夏の始まり」ではなく、冷たい風がだんだんと暖かく心地よく感じられ、花いっぱいの季節から青々と緑が茂る季節と言い換えると少し納得がいくのかもれません。
確かにゴールデンウィークが明ける頃から窓を開けると気持ちいい風が入ってきて、桜の花が終わり木々の緑が濃くなってくる頃ですね。
暦上ではこの立夏から立秋の前日までを夏と呼ぶのです。

小満(しょうまん)

この言葉はなかなか耳慣れない言葉です。
実際、時候の挨拶の中にもありませんし、春夏秋冬どの文字も入っておらず、ニュースや天気予報でもあまり聞く機会のない言葉なのです。
立夏の次に訪れる節気で、毎年5月21日ごろに小満を迎えます。
今年も5月21日に小満を迎えるのです。
梅雨時期も近くなり、お天気が崩れることもしばしばある季節ですが、草木が雨の恩恵を受け生長していく時期と考えていただければと思います。
諸説ありますが、農家の方が秋に蒔いた麦が成長し、小さな満足の節気というとこから小満という名称がついたとも言われています。
現代でも肌寒い日がほとんどなく、晴れている日に衣替えをされる方も多くいらっしゃる頃ですね。

さて本日は立夏と小満についてお伝えしましたが、実はこの2つの節気を合わせて「初夏」というのです。
もちろん暦の上での話なのでまだまだ初夏と言われてもそこまで暑くもないですが、お仕事などで時候の挨拶を使われる方はお馴染みのことかもしれません。
次の節気が「芒種」で毎年6/6日ごろのことをさすのでそれまでは初夏を使っても問題ありません。
メールやお手紙でぜひ、立夏の候や初夏の候を使ってみてくださいね。

次回は6月に文中にも出てきた「芒種」と一度は聞いたことのある「夏至」についてお話したいと思います。
どうぞお楽しみに〜♫