
近年、働き方の多様化にともない、オフィス以外での仕事が増えています。特にフリーランスやリモートワーカーにとって、自宅以外の作業場所を見つけることは重要な課題となっています。
そんな中で、よく比較されるのがコワーキングスペースとカフェです。一見似ているようで、実は大きな違いがあるこの2つの環境。
今回は、それぞれの特徴やメリット・デメリットを詳しく見ていきながら、効率的な仕事環境の選び方を考えてみましょう。
◆ もくじ ◆
1.仕事や勉強を効率的に行いたいならコワーキングスペースがおすすめ
2.コワーキングスペースとカフェの違いを5つの観点から解説
2-1.作業環境
2-2.設備・サービス
2-3.利用料金
2-4.コミュニティ・人脈形成
2-5.セキュリティ
3.コワーキングスペースとカフェはどちらがいい?おすすめのケースを解説
3-1.コワーキングスペースが適している場合
3-2.カフェが適している場合
4.さいごに
1.仕事や勉強を効率的に行いたいならコワーキングスペースがおすすめ
仕事や勉強にコワーキングスペースを推奨する最たる理由は、働く場所としての環境が整
っているという点にあります。コワーキングスペースは「様々な人が同じ場所で仕事をする共有オフィス」なので、自宅以外で作業する場合の疑問・不安も解消できます。
例えば・・・
『WEB会議で声を出しても大丈夫なの?』
『長時間利用で席を使ってもいいのか』
『安全で安定したWi-Fi環境だといいけど・・・』
上記のような例でも、コワーキングスペースならオフィスとして機能を果たしているので問題ありません。元々仕事をする場所として運営されているので、集中できる空間で作業の効率化が期待できます。
次の項ではコワーキングスペースとカフェの違いを観点別で解説していきます。
それでは詳しく見ていきましょう。
2.コワーキングスペースとカフェの違いを5つの観点から解説

はじめに、下の表は、コワーキンングスペースとカフェの違いを簡潔にまとめたものです。
コワーキングスペース | カフェ | |
事業内容 | 働く場所の提供 | 飲食物の提供、販売 |
料金 | 1,000円~3,000円/日程度 | 200円~600円/日程度 |
時間 | 24時間、365日利用可能な店舗もあり | 6:00~22:00 程度 |
価格や利用時間帯に差があることが分かります。
表の内容を深堀りしながら、なぜコワーキングスペースがおすすめできるのか、カフェとの違いは具体的にどこにあるのか、5つの項目に分けてを見ていきます。
■ 作業環境・設備
■ サービス
■ 利用料金
■ コミュニティ・人脈形成
■ セキュリティ
2-1.作業環境・設備
まずは、先の項目でも触れた「働く場所としての環境」についてもう少し深く見ていきましょう。

■ コワーキングスペース
職場として機能している空間。
仕事に向き合う人が利用しているので適度な緊張感を持って仕事ができます。
オフィスで使用されるデスクやチェアが用意されており、体への負担が少なくなるような工夫がほどこされているのが特徴です。
プリンターやスキャナー、文具類などの設備が整っています。

■ カフェ
くつろぎを重視した空間。
仕事や作業以外に多くの人が利用する場所なのでBGMや会話が気になる場合もあります。
長時間の作業より、短時間の作業に適しています。テーブルやチェアは作業用を想定されていないものが多く、姿勢の維持が難しいかもしれません。
作業環境でもうひとつ着目するのが、用途に応じたスペースの有無です。
コワーキングスペースには、会議室・ブース席・電話BOXなどが設置されているところが多く、自分の用途に合わせて使い分けをすることができます。元々このような場所があれば、「急遽WEB会議がはいった!」という状況になっても安心ですね。

≪POINT≫
最近ではカフェでもWi-Fiが導入が当たり前になってきましたが、速度が遅い場合があるでしょう。 安定したWi-Fi環境を希望の場合はコワーキングスペースがおすすめです!
2-2.サービス
次にサービス面についてです。
サービスと一言にいってもその種類は様々です。

■コワーキングスペース
有人受付、ドリンクサーバー、郵便物の受け取りなど、会員になると受けることのできるサービスから、ドロップインでも利用できるものまで、その種類は店舗によって異なります。
事前に店舗情報を調べておくことをおすすめします。
一方、カフェはドリンクや食事を楽しむ場所なので飲食店としてのサービス以外を求めることは難しいでしょう。
2-3.利用料金
各施設や店舗によって異なりますが、こちらでは長期的に利用する目的で解説していきます。

■コワーキングスペース
月額制や一時利用のドロップインなど、さまざまな料金プランがあります。初期費用がかかる場合もありますが、長期的に見れば効率的な選択肢です。
24時間利用可能な施設も多く、付帯設備の利用も含まれている場合がほとんどです。
予約システムを採用している設備であれば、確実に作業スペースを確保できます。

■ カフェ
カフェは営業時間内であれば自由に利用でき1杯のドリンク代で利用できるため、コワーキングスペースと比べると初期費用は低くなります。しかし、長時間利用する場合は追加の注文が必要となり、結果的にコストが高くなる可能性があります。
コワーキングスペースよりも店舗数が多いのでいつでも気軽に利用できるのが魅力です。混雑時は席の確保が難しい場合があります。
コワーキングスペースやドロップインについては、以下の記事をご覧ください。
>>コワーキングスぺースのドロップインとは ~利用方法と確認事項について解説~
>>【利用前に確認】コワーキングスペースのメリット7選!デメリットやよくある疑問についても解説
2-4.コミュニティ・人脈形成

■コワーキングスペース
コワーキングスペースは、同じ志を持つ人々と出会える機会が多くあります。
イベントや勉強会が開催されることも多く、新しい知識や人脈を得やすい環境です。
新たな出会いが増えることで、ビジネスにつながる可能性があります。また、起業家同士のネットワーク構築やビジネスマッチングを図るスタッフが常駐している施設もあります。

■ カフェ
基本的に個人で利用する場所です。
そのため、新しい出会いや交流の機会は限られています。ビジネス目的の人々が集まる場ではないため、人脈形成は難しいでしょう。

≪POINT≫
・すべてのコワーキングスペースでイベントや勉強会が開催されているわけではないので事前に確認が必要になります。
・最近ではカフェを主催場所としたビジネスイベントが多数あります。ほとんどの場合、店側が主催ではありませんが、イベント情報サイトなどで調べることができます。
2-5.セキュリティ

■コワーキングスペース
会員制のため、利用者の身元が確認されておりセキュリティ面で安心です。監視カメラやスタッフが配置されている施設も少なくありません。加えて、個人の荷物を保管できるロッカーが用意されていることが多いです。

■ カフェ
不特定多数の人が出入りするカフェは、セキュリティ面では不安が残ります。貴重品の管理は自己責任となり、席を離れる際のリスクがあります。また、プライバシーの確保が難しく、機密性の高い仕事には不向きです。
いかがでしたでしょうか?
ここまでの内容でコワーキングスペースとカフェのメリット・デメリットを比較してみましょう。
コワーキングスペース | カフェ | |
メリット | ・働く環境が整っている(設備面・サービス面) ・24時間365日利用できる施設もある ・利用者同士の交流が期待できる ・セキュリティ面の安全性がある | ・利用料金が安い ・食事やドリンクの種類が豊富 ・店舗数が多い |
デメリット | ・ドロップイン料金がカフェより割高 ・利用できる施設がカフェより少ない | ・オフィスとしての設備は備わっていない ・利用時間が限られる ・混雑時は席を確保できない場合がある |
上記の表を参考にしながら、次の項ではコワーキングスペースとカフェ、それぞれを利用する場合のおすすめケースを紹介してきます。
3.コワーキングスペースとカフェはどちらがいい?おすすめのケースを解説

コワーキングスペースとカフェは、それぞれ使用をおすすめするケースが異なります。
3-1.コワーキングスペースが適している場合
コワーキングスペースの利用がおすすめのケースは、以下のとおりです。
・長時間の集中作業が必要なとき
・クライアントとの面談や商談があるとき
・ビジネスにおける新しい出会いを求めているとき
コワーキングスペースは、仕事や学習をしやすい環境です。また、共有スペースや会議室を利用して商談なども行えます。
3-2.カフェが適している場合
カフェの利用がおすすめのケースは、以下のとおりです。
・短時間の軽作業を行うとき
・コストを抑えて作業場所を確保したいとき
・リラックスしたいとき
メールチェックやちょっとした資料作成など、軽い作業を行う場合はカフェでの利用がおすすめです。ドリンク1杯の料金を支払えば利用できるため、コストを抑えられるという利点があります。
4.さいごに

【コワーキングスペース】と【カフェ】ふたつの施設の違いは紹介しました。
比べてみると、大きく環境が異なることが分かります。
より集中したい場合、しっかりとした作業場所を求めている方には「働く場所として環境が整っている」コワーキングスペースをおすすめします。ほとんどのコワーキングスペースはドロップインを導入しているので、短時間で利用もしやすいです。
利用頻度が多くなれば、会員利用を検討してみるのもいいでしょう。
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いままで自宅で作業していた方、普段はカフェでの作業が多いという方も、ぜひこの記事を参考に、コワーキングスペースを利用してみてください。
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