コラム

フリーランス・個人事業主の方にシェアオフィスが人気の理由≪起業間もない頃でもオフィスは必要!≫

2021.06.18 梅田 中津 四条烏丸

 

近年では、今まで勤めていた会社を離れ独立・開業する人が増えています。
現在はまだ企業勤めの方でも、これから個人事業主として開業しようと考えている人もいるでしょう。
 
開業にあたって気になるポイントの一つが「作業スペースやオフィスを確保するか?」という点です。

個人事業主やフリーランスの方の中には、経費削減のために自宅を事務所として利用する方も一定数いらっしゃいます。
ただ、結論からお伝えすると、自宅以外の場所にオフィスを構えることで生産性や信頼性が圧倒的に変わります。

(実際にシェアオフィスを運営している私たちコモンルームの利用者様からも同様のお声を頂いております。)



そこで、今回は「起業間もない頃こそオフィスを構えた方が良い理由」
「フリーランスや個人事業主の方にシェアオフィスが人気の理由」をご紹介します。

個人事業主の方やフリーランスの方が作業スペースやオフィスを探す際に必見の内容となっています。
是非最後までご参照ください!

 

 

【目次】
1.個人事業主やフリーランスの方にとってのオフィスの必要性
2.個人事業主やフリーランスの方がシェアオフィスを使うメリット
 2-1.月額費用が安い
 2-2.初期費用が圧倒的に安い
 2-3.会議室や共用設備で打ち合わせや商談にも対応できる
 2-4.不在時の対応サービスがある
 2ー5.将来的なステップアップのタイミングで法人登記が可能

3.さらにコストを抑えるならコワーキングスペースの活用も
4.さいごに

 

 

1. 個人事業主やフリーランスの方にとってのオフィスの必要性

「まだ開業したばかりだからオフィスを構えるのは先でいいや…」
「自宅でも集中できるから、維持費のかかるオフィスを契約するのは勿体ない…」
という考えの方も多いかと思います。 

しかし、個人事業主やフリーランスの方こそ、シェアオフィスやコワーキングスペースなどを事務所として構えることを強くオススメします。
事務所やオフィスと聞くと、高額な初期費用や維持費に対する抵抗感が大きいかと思いますが、最近では都心部でもコワーキングスペースだと月々1万~2万円、シェアオフィスだと月々3~5万円程度でオフィスを構えることが可能となっています。

(価格相場は地域によっても異なります)

低コストでも良いので、とにかく自宅以外にオフィスを構えるというのがポイントとなります!

その最大の理由は、事業実態への信頼性が大きく高まるからです。
法人でも個人事業主・フリーランスの方でも、ビジネスでお客様から信頼を得るために必要なのは、「事業の実態を見せること」「事業の継続性を伝えること」

その上で、HPや名刺でオフィスの存在を示すことは、オフィスの維持自体が事業の継続性のアピールにも繋がり、事業の実態も開示できるため、とても効果的なのです。

 
例えば名刺交換の際、受け取った名刺に事業者の自宅住所が記載されていた場合、取引先はこの相手が信頼できるか不安になります。
理由は、どうしても業務と私生活が一体化した家庭内での作業をイメージしてしまい、事業実態が見えづらいからです。

これはコモンルームを利用しているフリーランスの方から伺った実際の体験談ですが、
当時自宅で作業されていた頃に、受注した仕事の完成度が、先方の希望に合わず、「自宅でサボっているのでは無いか?」と言われ、トラブルに繋がったことがあったようです。

実際には自宅で作業していることが直接的な理由では無い場合でも、
「自宅で手を抜いているのではないか?」
「オーナー(事業主)と会社の財布が同じだから経費を削減しているのではないか?」

などと、あらぬ疑念をかけられ、信頼を得ることが出来ないケースというのが存在するのです。




ビジネス形態が多岐にわたる昨今では、自身の仕事内容やスキルによっぽどの独自性が無ければ、似たような同業他社が業界内に多数存在しているケースが多いのが実情です。

つまり、お客様やビジネスパートナーも、同条件の複数の候補から、事業実態や継続性というポイントで安心できる相手先を探しているのです。
さらに言えば、クラウドソーシングなどを活用すれば、ネット上で簡単にビジネスパートナーを探せる時代ですので、企業が取引先を探す際に、事業の信頼性自体が第一条件となるケースも少なくありません。

そんな今だからこそ、企業に比べて、事業の経歴が浅く、事業規模が小さい個人事業主やフリーランスの方にとって、事業の信頼性をアピールすることは、コストをかけてでも重要なことなのです。


ちなみに、「オフィスと自宅のどちらの方が作業が捗るのか?」という問題ですが、これについては作業内容や個人差にもよりますので一概には言えません。
ただ、一般的には自宅での作業は、家事や趣味などが目に付き「集中力を維持しにくい」と言われていますので、オフィスに軍配が上がると言えるでしょう。

 

 

2.個人事業主やフリーランスの方にシェアオフィスが人気の理由

 

フリー素材

 

2-1.月額費用が安い

自宅以外のオフィスは構えた方が良いものの、固定費は可能な限り抑えたい部分かと思います。
シェアオフィスは名前の通り、一つのオフィスを複数人でシェアしますので、一般賃貸の事務所と異なり月額費用が安くなる傾向にあります。

さらに、大半の場合、光熱費やインターネット利用料がシェアオフィスの月額利用料に含まれているケースが多く、この点でもランニングコストの経費削減に繋がります。

 

2-2.初期費用が圧倒的に安い

シェアオフィスは一般賃貸の事務所とは異なり、敷金・礼金・仲介手数料が不要なケースが多くなっています。
(敷金は実質の負担額が無いように、退去時にほとんどが返金されるよう設定されているケースが大半です)

例えば、一般的な小さい賃貸事務所だと敷金・礼金・保証金をとして4ヶ月~6ヶ月分の賃料が発生するところが多く、初期費用だけでも多額の資金が必要となります。
礼金、仲介手数料だけでも、一般的な賃貸と比べて数十万円のコストカットに繋がります。

さらに、シェアオフィスでは、デスクや椅子などのオフィス家具があらかじめ揃っているため、新しく購入する費用も発生しません。

この初期費用を大幅に抑えることができるという点は、シェアオフィスがフリーランスや個人事業主の方に人気の魅力の一つでしょう。

 

2-3. 会議室や共用設備で打ち合わせや商談にも対応できる

シェアオフィスを運営している多くの店舗では、建物内に会議室やフリースペースなどの共用設備を設けています。
これらの共用設備は、打ち合わせ・商談ではもちろんのこと、銀行での口座開設時の面談などにも活用することができます。

シェアオフィスを作業場所として使えるだけでなく、
来客対応も可能となりますので、シェアオフィスをお探しの際はこの共用設備の有無もチェックすると良いでしょう。

 

2-4.不在時の対応サービスがある

フリーランスの方や個人事業主の方の多くは、営業活動から経理業務まで全てを一人で担っています。
そうした中で、例えば、自分が営業活動で外出している際に、急な来客や郵便物の配達があるなんてこともあります。

その点、シェアオフィスでは受付にスタッフが在席していることが多く、営業時間内は来客対応をしてくれる店舗もありますので、安心して外出することが可能です。

 

2-5. 将来的なステップアップのタイミングで法人登記が可能

今は、個人事業主として事業を進めていたとしても、ビジネスが順調に進めば、ゆくゆくは次のステップアップとして法人化を検討する段階に入ります。
法人登記は、さらに信用力が高まり、事業の拡大や収益アップに繋がると言われていますが、ここで抑えておきたいポイントは、「現在借りているオフィスが登記可能かどうか?」という点です。

もし、契約したオフィスが、「登記は不可」という制約があった場合、この法人化のタイミングで、また別の拠点を探さなければなりません。
住所や電話番号などの連絡先の変更はもちろんのこと、その伝達などでも想像以上に時間と手間がかかり、業務時間を圧迫します。

その点、シェアオフィスの多くの店舗では、住所や連絡先をそのままで登記することができますので、スムーズに法人化が可能です。

 

 

 

3.さらにコストを抑えるならコワーキングスペースの活用も

 ここまで、自宅以外のオフィスとして低コストなシェアオフィスをご紹介してきましたが、シェアオフィスよりもさらにコストを抑えることができるコワーキングスペースについても最後にご紹介いたします。

店舗によりルールも異なりますが、一般的にコワーキングスペースでは、シェアオフィスと異なり、自分の席が決まっていないフリーアドレス席の利用となります。

従って、自身の荷物や書類の管理をデスク上ですることはできませんが、パソコン一台あれば仕事ができるという環境であれば、コワーキングスペースをビジネス拠点としても活用できます。

コワーキングスペースも、シェアオフィス同様に受付にスタッフが滞在しており、住所の登記利用が可能な店舗も多いため、オフィスとしても十分な機能を備えております。

また、店舗によっては、占有ロッカーが併設されている施設もありますので、簡単な商材などはロッカーで管理することも可能です。

もちろん、シェアオフィスに比べると
いつも決まった席が使えなかったり、毎回資料を持ち運びしなければならなかったりと、手間がかかる面もあります。
しかし、スタートアップの時期や開業間もないタイミングで、とにかくコストを抑えたい方は、コワーキングスペースを活用するのも一つの手段ですので、予算や利用用途と合わせて検討してみるといいでしょう。

 

4.おわりに

今回は、「起業間もない頃こそオフィスを構えた方が良い理由」や「フリーランスや個人事業主の方にシェアオフィスが人気の理由」をご紹介しました。

自宅兼オフィスは、たしかにコストを抑えることができる点で魅力的ですが、ビジネスで重要となる信頼性を確保する上で、自宅以外のオフィスを構えるのがベターでしょう。

コワーキングスペースやシェアオフィスであれば、低コストでオフィスを構えることが可能ですので、個人事業主・フリーランスとしてこれから事業を開始される方は、是非検討してみてください。

今回の記事が、皆様の参考になれば幸いです!
最後までお付き合いいただきありがとうございました!

 

 

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