新築一戸建てに、ほとんどタダで住む方法って?!
11月9日(土)に、寺西一浩氏による賃貸併用住宅セミナーを開催しました。
寺西家は、30㎡のワンルーム2室と、90㎡の自宅が組み合わされた、住宅ローンで建築できる小規模な賃貸併用住宅です。
外観は、普通の一戸建て風ですが、よく見るとドアが3つあるのです。(レゴの住宅模型をよく見てみてね☆)
大手ハウスメーカーに勤務する工学博士である寺西氏に教えて頂きます。
- 良質な住まいには、デザイン、耐久性、経済性などのバランスが大事。
- 併用住宅には、店舗併用、P(駐車場)併用、賃貸併用などの種類がある。
寺西家のワンルーム部分と自宅部分の間には、それぞれの収納や水回りが配置されており、生活音が気になりにくい設計になっています。
また、将来的に両親が年をとった際には、1階のワンルームに住むことも考慮されているそうです。
なるほど、住宅にはいろいろ考えることがあるんですね。
気になるマネーのお話はというと・・・、
ローン支払額≒家賃収入 ≒引越前のマンション家賃
なるほど、150㎡という「広めの一戸建て」という感覚で、家賃収入をローン返済に充当できて、ほとんどタダで新築のお家に住んでいるってことなんですね!(35年ローン、頭金が総工費の2割程度必要だとのことですが…)
セミナー終了後には、温かい玄米茶とお菓子を食べて、参加者交流の時間を過ごしました。コモンルーム中津では、IHコンロと、野田琺瑯のケトルを無料で貸出ししています。
「賃貸併用住宅って?」
一つの建物の中に、オーナーの自宅と賃貸用の部屋が存在する住まいのことです。オーナーのメリットとして、ローンの返済を家賃収入で充当できる、条件が合えば住宅ローン控除を受けられる、二世帯住宅にするなど用途を変更できる、といった点があります。
■講師経歴
寺西一浩/大手ハウスメーカー勤務。
東京工業大学にて、工学博士取得。
大手ハウスメーカー入社、住宅研究所に配属。
マサチューセッツ工科大学 建築計画学部留学。
住宅研究所に戻り、サステナブルな住まいとまちづくりについて研究。
2012年に自邸の賃貸併用住宅を建築。2人の男の子のパパ。