みなさん、こんにちは高松です。
年末に今年一年を振り返ってお世話になった方へ感謝や挨拶の意味を込めて贈る「お歳暮」のことはお考えですか?
もうそんな季節…1年はやいですね。
さてコモンルーム中津のメンバーさん宛にももうすぐお歳暮が届き始めるころです。
みなさんはお歳暮について詳しくご存じですか?
じつは、あんまり知らないけど贈らなきゃいけなヤツなんでしょう?と思っていらっしゃる方も多いかもしれませんね。
さて今回はお歳暮って実際どんなものなの?っていうところからお伝えしていきます。
個人事業主としてお仕事されている方も多いコモンルーム中津ですので是非、少しでも理解を深めていただければと思います。
お歳暮
お歳暮とは今年1年お世話になった方に感謝の気持ちと来年もよろしくお願いしますと言う気持ちを込めて贈る贈り物です。
起源は室町時代に中国から伝わった習わしの一つで、そこから日本に元々あったお正月に先祖の霊を迎える「御霊祭」にお供え物をする風習と結びつき、嫁いだ娘や分家の人たちが本家へするお供え物が現在のお歳暮の始まりと言われています。
そこから時代が進み、江戸時代の商人の間では半年に1度掛売りの清算をする際にお礼の贈り物として、武士の間では自らの所属する組合の長に贈る贈り物として定着しました。
少し形は違うものの現代の贈り方とほとんど同じような贈り物の位置付けになりました。
明治を過ぎると、今年一年お世話になった方への感謝の意味をこめ、広く贈られるようになったようです。
確かに、室町時代であれば上司と部下と言う関係性より、家同士の結びつきの方が大きかったでしょうし、時代が変われば贈る相手も変わるけれど、相手に感謝の思いを込めて贈るというのはいつの時代も同じかもしれませんね。
お歳暮の時期
みなさんはお歳暮の時期をご存じですか?
実は、東日本と西日本で少しズレがあるのです。
詳しくお伝えしていきますね。
それ以外の地域 12月13日〜20日前後
こうして見ると、半月ほど時期が違います。
なぜ時期がずれているのでしょうか?
それに12月15日なら月の真ん中という事になりますが、それより少し早い13日というところも気になりますよね。
実は12月13日はすす払い(今でいう大掃除)の日とされていいたのです。
掃除をしてからお正月に神様を迎える準備をするとい習わしがあったため、西日本は12月13日以降という中途半端な日にちが設定されているのです。
関東地方だけ、少し他の地域より早い時期から届いても良いとされている正確な理由は分かっていないそうなのですが、関西は商人の町とされたこともあり、古くからの習慣が残ったとされています。
ただし、近年では百貨店などの早期割引などもあり、関東以外の地域でも11月下旬から届くことも珍し無くなってきているようですが、目上の方など配慮が必要な時に関しては、お相手のお住まいの地域に合わせて贈るほうが良いかもしれません。
逆にお正月用の日持ちのしない生鮮食品をお歳暮として贈る場合は事前に相手方の許可を取った上で1月1日直前に贈るなどの配慮も必要でしょう。
時期が過ぎてしまったら…
もし、年末のいそがしさによって贈る時期を逃してしまったらどうするべきなのでしょう?
年末までに必ず届く場合
この場合、20日という目安の時期は過ぎていますが、「お歳暮」として贈ることが可能です。
年末に間に合わない
松の内に届くようであれば「お年賀」として贈りましょう。
松の内に間に合わないor喪中
松の内が明けてから、「寒中見舞い」や「寒中御伺い」として贈りましょう。
割と臨機応変に贈ることができるのです。
「お歳暮」はお喜び事ではないので、喪中の人にも関係なく贈ることができますが、「お年賀」は「賀」の字がおめでたい字になるので喪中の方に贈るのは控えましょう。その場合は松の内が明けてから寒中見舞いや寒中御伺いとして贈りましょう。特に目上の方に贈る
いかがでしたか?
思っていたよりも難しくなさそうですよね。
「お歳暮」としての時期が遅くなってしまった場合はお詫びなどを一筆書いたものを一緒に送るとより丁寧に感じられ、好感度も上がるかもしれません。
是非、個人でお仕事されている方やご家庭でどうしようかと思っている方がいらっしゃれば参考にしてくださいね。