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秋の訪れ。

2018.08.06 中津

みなさん、こんにちは高松です。
8月が始まりましたがいかがお過ごしですか?

今日は以前からシリーズでお伝えしている、知っていると面白い日本の風習から派生して二十四節気についてです。
5月からお伝えし始めて(本当は暦上の春から始めるべきだったと少し後悔しました 笑)、今回からは「秋」に突入です!
え、もう秋?ですよね。私もそう思います。
現代の感覚であればまだまだ夏真っ盛り、秋のと言われて納得できるのは9月入ってからという方が大多数ですよね。
しかし、旧暦を元に節季が決まっているためズレが生じます。
わかりやすい例を挙げるとすれば、お正月によく「迎春」という文字を目にしますよね。
あれは暦上では春だからなのです。
さて、そうとわかれば気分は秋!
コモンルーム中津のある大阪北エリアでは1週間前と比べて3〜4度ほど気温も下がりました。
朝が涼しいです(笑)
8月の二十四節気は「立秋」と「処暑」です、はりきって行きましょうー!

立秋(りっしゅう)

読んで字のごとく、秋の始まりです。
毎年8月8日ごろに立秋を迎え、この日を境に暑さが和らいでくるという風に言われています。
2018年の秋の始まり、今年は例年より1日早い8月7日です。
ニュースでもきっと天気予報士の方が「今日は立秋、まだまだ暑いですが暦上では秋なんですねぇ」なんてお話をされることでしょう!
もちろん、秋が始まったからと言っても急に涼しくなる訳ではありません。
夏といえば季節を感じる暑中見舞いがありますよね。
これも地域によって誤差はあるものの梅雨明け〜立秋前日ごろまでに出すものとされています。
では、秋の始まりとされる立秋ですがそれ以降はどうなるのでしょう?
一度は聞いたこと・見たことのある方も多いと思いますが、残暑見舞いの時期に変わります。
残暑見舞いについては明確な終わりの時期はありませんが、8月中にご挨拶を済ませておくのがスマートです。
少し話は逸れますが、お中元を贈るという風習がありますよね。
あれも全体的に時期が早くなっているということもありますが、基本的には地域によって贈る時期が違うのもご存知ですか?
私は生まれも育ちも兵庫県神戸市で親戚も関西に住んでいるので、地域によって違いがあるとは正直知りませんでした。

各地域日程一覧
北海道・東海・関西・中国・四国地方は
7月中旬〜8月15日まで
東北・関東(・北陸・沖縄県)地方は
7月初旬〜7/15まで
※北陸地方は注意が必要で、都市部は東北・関東地方と同じ7月初旬〜7/15まで、それ以外の地域は7月中旬〜8月15日までだそうです。
※沖縄県はいつ頃からというのはなく7/15までにというところのみ決まっているようです。
九州地方は
8月初旬〜8/15まで

関西に住んでいても早期に申し込んだら割引があるなど特典があったりもするので毎年早くなるう傾向がありますが、こんなにも違うものなんですね。
東北・関東地方の7月初旬〜とはいえ1日や2日に届くともうお中元の時期!?早っっ!と私は思ってしまうかもしれません(笑)

処暑(しょしょ)

暑さが収まってくて残暑と言われる頃ですね。
今年の夏は各地で異常な気温上昇が観測されていたので、暑さが和らいでくるのはもう少し先になるのかもしれませんが朝夕に吹く風は少し秋めいてくるように思います。
毎年8/23ごろに迎え、今年2018年も8/23に処暑を迎えます。
関西では地蔵盆(お地蔵さん)の時期としても有名です。
関西で生まれ育った方は夏休みの終わりごろ、お地蔵さんのお供え物としてお菓子をもらった経験のある方も多いのではないでしょうか?
関西以外で生まれ育った方にとっては馴染みがない行事かもしれませんので、地蔵盆については8月下旬ごろに詳しくお伝えしようと思います。
そして、それ以外にも処暑の頃は台風が上陸しやすいとも言われています。
台風だけでなくとも、暑い時期には夕立の降りやすい時期でもあるので急な天気の変化には気をつけたいところですね。
ちなみに北海道や東北地方では夏の暑い期間が短いため処暑の頃には夏休みが終わっている、もしくはその辺りから始まるといた学校が多いようです。
その分冬の寒さが厳しいので冬休みが多くなるのは羨ましいです(笑)

今月は立秋と処暑についてお話しました。
この2つの節季を合わせて「初秋(しょしゅう)」と言います。
暦上では秋が始まる季節をさしますがまだまだ暑さの残る季節です。
早く暑さに和らいでほしいと思っていても涼しくなり始めるとなんだか寂しく感じたりしませんか?
あつーい夏もあと1ヶ月あまり。
秋の予定も楽しみにしつつ残りの夏も楽しみましょう!

次回の知っていると面白い日本の風習は9月のはじめ頃に次の二十四節気、白露と秋分についてご紹介します!
是非お楽しみに~♬