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地震発生時にどう動く?

2018.06.21 中津

みなさん、こんにちは高松です。
2018年6月18日、大阪北部を震源とし地震が発生しました。
3月にコモンルーム中津のブログで準備して災害に備えましょうというお話をさせていただきましたが、少しは参考になっていたでしょうか?
しかし私自身、その話をした約3ヵ月後に地震の被害に遭うなんて思ってもいませんでした。
災害は予期せぬうちに来るので今回は、被害にあった時どう対処するのかについてお伝えしようと思います。

発生時

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揺れを感じたら、みなさんならどうしますか?
建物の中にいる場合、窓でも扉でもいいので開けられそうであれば開けておきましょう。
建物が歪んでしまった場合でも逃げ道を確保することができますし、仮に自分の行く手を阻まれた時も救助してもらいやすくなります。
ただし、無理に動いてはいけません。自分の近くにドアや窓がある場合は開けておきましょう。
窓ガラス程度であれば割って脱出することもできますので、無理のない範囲で動けそうであればしてみましょう。
一番は自分の身を守ることですので、机の下など丈夫なものの下に入って動かないように机の足を押さえるは大前提になります。
就寝時に発生した地震の場合は布団を被り、枕で頭を守りましょう。

建物の外にいる場合はどうでしょうか?
今回の地震で数名の方がブロック塀の下敷きになり亡くなられました。
怖いのはブロック塀だけではありません。
建物の壁も街中に無数にある自動販売機もいつどうなるかわからないのです。
揺れを感じたら、すぐに塀や壁、その他道路上のものから距離をとりましょう。
小学校や中学校の避難訓練では運動場の真ん中に逃げましょうというのが言われていますよね。
自分の通勤通学路で危険なところがないかもう一度確認してみましょう。
もしあれば道を変えたり、変えられない場合は日頃から注意しておくことが必要です。

その後

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では、揺れがおさまった後はどうしますか?
お店や電車、自宅に職場など様々なところにいる可能性がありますよね。
そんな時に大切なのが慌てて出口に殺到しないことです。
今回の地震発生時、私は電車の中にいました。
その中で自分勝手な行動をした場合、いろんな危険があります。
まず混雑している中で我先に逃げようとするといろんな人を押しのけて進むことになります。
その場合、押しのけている最中に将棋倒しのようになってしまっては元も子もありません。
不安な気持ちはみんな一緒です、身勝手な行動はやめましょう。

外に出た後は、近ければ自宅なり職場なりを目指す必要がありますよね。
ただし、道がよくなかったり、電車が止まっていたりで自分の知っている道が通れるとは限りません。
何か目標になるようなものがあればそれを探しましょう。
非常時は警察官も多数、街中にいますので道を聞くのも一つの手です。

家にいる場合は出ているうちに水の確保をしましょう。
今回の地震では高槻市で道路が陥没し、水道管が破裂しました。
発生当初は水が出ていたけれど、後になって出なくなったというご家庭もあると思います。
そのため、生活用水(主にトイレに流す水として)に濁っていても構いませんので浴槽に水をためておくと安心です。
私の家は大阪市内ですが、すぐそこが吹田市なので念のため浴槽に水をためていましたが、砂が混じり濁った水でした。
もし、地震が落ち着き日常生活を送る際に濁った水が出てしまう場合がありますがしばらく水を流して汚い水を流してしまえば透明の水が出てきます。
しばらく経っても水が濁っている場合は水道局に連絡をしましょう。水道管が歪んだり、ヒビが入っている可能性があります。

蓄え

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水や食料、みなさんは大丈夫ですか?
今回の地震でコンビニからは水や食料がなくなりましたよね。
そんな時に備えて日頃からある程度の備蓄はしておきましょう。
今回の大阪の地震は約400年ぶりに有馬・高槻断層帯の近くで発生したと言われています。
南海トラフ地震も心配されている中ですので、本当にいつ何が起こるかわかりませんね。
防災リュックは売られているものだけでなく自分でも作ることができるのです。
消費期限は少し短くなるものもあるかもしれませんが、ぜひお家に使っていないカバンやリュックサックがあれば用意してみましょう。
気持ちの余裕が少しは違います。
7月に入ったら家に置いている防災リュックの中身を改めようと思っていますので、その時にご紹介しますね。

いかがでしたか?
地震の多い日本に住んでいる以上、これからも地震の被害を受ける可能性があります。
今回の地震で未だ不自由な生活を余儀なくされている方もいらっしゃるかもしれません。
一刻も早く平穏な生活が戻るようにお祈りしております。

一人ひとりがパニックにならず行動することで、混乱も早く収まります。
次回は7月に前回のブログ災害に備える。の第2弾として、自分で作る防災リュックの中身をお伝えします。
ぜひ、参考になさってください。