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節分で今年の繁栄を願う。

2018.01.29 中津

みなさんこんにちは、高松です。
さて、もう1月も下旬、終わりを迎えようとしています。
小さいころは日にちが過ぎるのがもっとゆっくりだったような気がします…(笑)
小さいころと言えば、年中行事で溢れていましたよね!?
大人になったらさほど気に留めない行事でも、子供のころは一大イベントでした。

来る2月3日は「節分」です。
鬼のお面をかぶった大人に豆を投げた経験がある方も多いのではないでしょうか?
節分と言えば2月のイベントとしてとても有名ですが、実は「節分」と呼ばれる日は1年に4回もあるのです。
節分とは季節が変わる前日の日のことで、立春、立夏、立秋、立冬の前日のことを言います。

4つある中でなぜ立春の前日の節分が有名になったのか…というと、その昔、当時は1年の始まりを冬から春に変わる時期を1年の境にしたとされています。
そのため今の「立春」は新年の始まりの日の元旦として、今の「節分」は現在の1年の最終日の大晦日として大切されていたのです。
次第に4つのうち「節分」と言えば立春の前日をさすようになりました。

豆まき

では続いて、豆まきについてです。
「鬼は〜外、福は〜内」誰しもが1度はどこかのタイミングで口にしたことのある言葉ですよね。
豆まきとは何に由来しているのかというと、元をたどればお隣の国、中国の風習に由来しています。
中国では季節の変わり目には邪気が生まれるという考えがあり、その邪気を鬼になぞらえて豆で追い払うという現在の節分の豆まきの形になりました。
豆を使う理由としては「魔(マ)の目(メ)を追い払う」や「魔(マ)を滅(メ)する」などの意味合いから豆を使うようになったとされています。

恵方巻き

恵方巻きという言い方はだいぶ大きくなってから聞くようになったような気がしていますが、小さいころは丸かぶり寿司と呼んでいたように思います。
もともと巻き寿司を節分に食べるという習慣は江戸~明治にかけての大阪の商人や芸子が花街で芸遊びの一つとしてしていたことが発祥と言われています。
その時には「恵方巻き」という呼称ではなかったそうで、丸かぶり寿司や太巻き寿司などと呼ばれていたそうです。

そもそもなぜ太巻きのお寿司が使われるのかというと七福神にちなんで7種類の具材を入れるため太巻きになったとされています。
今の恵方巻きの名付け親はセブンイレブンで、全国で節分に巻きずしを売り出す際にその年の福を司る神様の方角である恵方を向いて食べる巻き寿司という意味を込めて恵方巻きとなったそうです。
それが、今や全国的に広まり、大阪をはじめとする関西だけでなく広い地域に浸透し、コンビニから始まったお寿司が全国の百貨店や洋菓子店でも恵方巻きが販売されています。

巻き寿司を丸かじりする時に喋らないで食べる!というのはその年の福を止めることなく一気にいただくことで商売繁盛の運を逃すことなく得る事ができると言われています。実に大阪らしい考え方ですが、一つの験担ぎとして個人事業などをされている方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

コモンルーム中津のコワーキングスペースにある【こたつ】では、巻きずしを巻くメンバーさんの姿が見られることも…すぐ近くにコンビニのセブンイレブンもあり、恵方巻きを持ち込んで食べることもできますよ。

本日は節分についてのお話でしたがいかがでしたでしょうか?
コモンルーム中津をはじめコワーキングスペースやシェアオフィスで働かれている方は個人で仕事をされている方が大多数です。
ぜひ、験担ぎをして今年一年の繁栄を祈願しましょう!
ちなみに今年の恵方は南南東だそうです。

今年の節分は土曜日ですので、おうちにお子さんがいらっしゃるご家庭では食べる前にそんなお話をしてあげるとお父さん、お母さん、すごーい!と言われるかもしれませんね(笑)
知っているとおもしろい日本の風習、興味を持っていただけると幸いです。