スタッフ

誰かと何かを共有してみることーコワーキングの概念を起点に考えてみる

2017.09.21 中津

なぜ、このテーマのブログ?

スタッフの谷口です。
お恥ずかしながら、20代の頃は仕事下手でした。
今が仕事上手なのか…と問われても、上手とは決して自分の口からは言えないのですが…(^_^;)テヘ
仕事下手といっても色々思われるかと思います。

例えば、作業がスムーズな進行ができない…とか。
人とのコミュニケーションが苦手で、色んな方に反感を買うとか。
段取りが苦手とか。

そのなかでも私はどこが下手だったかと、「誰かに頼ること」。
作業を進める上でご相談をすることや作業の進度が悪いときに「助けて!」と言うのが苦手でした。
私も30代になり経験を重ねていくなかで、切羽詰まったときに「助けて!」と伝えられたり、人に頼りつつ自分の知識を増やしたり、相手と確認を丁寧におこなったり。他の方から知識や助けを得ることで、一つずつの仕事の精度が徐々に上がってきたのかな…と感じています。

本当に、皆様のおかげです(*^_^)

さてコモンルーム中津で働くと、色んな分野での知識やスキルを持った方々とお話をします。

例えば、「どうブログを書くと、集客に効果的なのか?」とか。
「チラシのデザインで見やすいレイアウトとは?」とか。
「視覚の見え方は人とどう違うのか?」とか。
哲学的な考えから、スキルの部分まで。誰かと何かを共有し、時には知識やスキルをいただき、時には自分の思っていることを共有して新たな視点を発見でき、緩やかな時間なんだけれども、いつも発見のある時間を過ごしています。

前置きが長くなりました。

今回のブログは「コワーキング」の考え方を起点に何を「共有」するのか、ということを考えてみたいと思います。

誰かと場所を共有する

そもそも…「コワーキング」とは「事務所スペース、会議室、打ち合わせスペースなどを共有しながら独立した仕事を行う共働ワークスタイル」です。「コワーキング」は他の方と何を共有するのだろう…?と考えたときに、この概念の最初の部分にも言われている通り、コワーキングの入り口は「誰かと場所を共有すること」からはじまるのではないか…と考えています。

誰かと思いを共有する

ちょっと前まで、「絵画を観る会」や「働き方を考える会」を頻繁にしていました。そのなかで大切にしてきたことは、「自分の気持ちや考えを誰かに伝えること、そして誰かの気持ちや考えを感じて、一緒に眺めてみる」ということです。コミュニケーションを考える上で、「思いを共有すること」はとても大切ではないかと考えています。

発言に対して評価や議論するなどは、その次の段階かな…と。
まずはお互いの気持ちや考えを、一緒にながめてみる。
そうすると、自然に自分のなかに、相手のなかに自然と反応が起きてくる。

「気がつかなかった」とか。
「そういう風に思っていたのね」とか。
「そういう風に見えていたのね」とか。

何だか脳のなかでシナプスが情報を伝えあうように、自然に相互反応が起きてきます。

誰かとスキルを共有する

突然ですが…私、この写真が好きなんです♡(笑)

コモンルーム中津4周年をテーマにした絵を描こうと、
お二人が構図や段取りを打ち合わせしている写真です。
完成した黒板はこちらです。

お互いが持っているスキルや知識が、この黒板には詰まっています。もし私が「私にとってのコワーキングとは?」と聞かれたら、言葉ではなく、迷わずこの写真2枚を出すかと思います。

2枚の写真はスキルや知識を共有し化学反応させながら作り上げています

打ち合わせの写真を見ると結果を知っていたとしても、何ができるのか、何が生まれるのか、ワクワクします(笑)

だから、この写真が好きなのです♡

いかがでしたでしょうか?
「共有」することは誰かと生活をするととても自然な光景で、それに意識を向けることは少ないかもしれません。でも、意識を向けてみると、気持ちや生活、仕事などをいつもよりちょこっと豊かなものになるかもしせませんね。