スタッフ

「創り出す」お仕事とコワーキングスペース

2017.01.16 中津

私がしている「創り出す」仕事

スタッフ・谷口です。
コモンルーム中津で、私がお仕事として担っているのは…。

●「創り出す」こと
●「仲間をつくる」こと
●「働きやすい」環境を整えること

この3点に、集約されます。
今回のブログでは「創り出す」お仕事とコワーキングスペースについて書きます。
私の「創り出す」お仕事とは大きく分けるとこの二つ。

①コモンルーム中津で開催されている「イベント」
②「ブログ」などの情報発信

イベントは、月ごとにどんなものを開催するのか全体調整から開催・運営まで担いますが、イベントでの文脈の「創り出す」のは「企画」です。一方で情報発信・広報の「創り出す」のは、「ブログ」です。週1本から2本ほど書きます。

どうやって思いつく?

私が「企画」や「ブログのテーマ」などアイディアのタネを思いつく場所。

7割ほどはお風呂に入っているとき。
3割ほどはコモンルーム中津で働いている時間にお菓子やお茶で一息ついているとき。

デスクワーク中や他で動いているときにはあまり思いつきません。
このブログのテーマは昨年の11月にメンバーさんと一息ついて、お話をしているときに思いついたもの。
自分から湧き出るときもあれば、他のメンバーさんやスタッフとお話をしていたり他の方が気づかせてくれたときなどもあります。

実はこれらに、共通していることがあります。
それは…自分がゆる〜とリラックスしたゆるんだ瞬間に生まれているということ。

…ん?!どういうこっちゃ…。

私の場合、アイディアは作業に集中しているような場面ではあまり生まれません。リラックスしているようなゆるんだときに生まれます。

「創造過程」と、コワーキングスペース

突然学術的なことを持ち出しますが、アメリカの心理学者であるG.ワラス(Wallas,G.)は「創造過程」の4段階について、以下のことを言っています。

第一段階:準備期
自分の課題に関する情報や資料を意欲的に集め、様々な問題解決の努力をする。この段階で解決すればスムーズに終わる。しかし、アイディアが閃かず前に進めない場合は、十分に問題解決の努力をした後に次の段階に進む。

第二段階:あたため期(孵卵期)
向き合っていた課題から距離をとり、無関係と思われることをする。例えば、散歩を楽しむとか、入浴してリラックスする、スポーツ観戦をするなどである。非生産的で無駄に過ごしていると思えるかもしれないが、実は解決へのプロセスが無意識に行われている大切な時間なのである。

第三段階:ひらめき期(啓示期)
突然、問題解決につながるアイディアが閃く。「アッ、ひらめいた」とか「わかった」という、確かな実感が伴う。第一段階と二段階をバランスよく繰り返しながら、アイディアが閃く事も多いので。第一段階と二段階をバランスよく練り返すことも大切である。

第四段階:検証期
実際に、閃いたアイディアが現実に正しいのか検証する。例えば、アイディアを基に論文を書き上げ、アカデミックな形で検証していく。アート作品であれば、アイディアを形にしたうえで、自分が納得できる作品になっているか確認するなどである。

…だそう。
第二段階:あたため期(孵卵期)から第三段階ひらめき期(啓示期)が私は「キモ」だと思います。私がスタッフとして実際に使ってみて思ったのは、この第二段階の課題から距離を取ることができるような、環境が整っているということ。

こたつでゆるっと休憩。
週刊ジャンプを読んで楽しむ。
メンバーさんと日常会話を楽しむ。
中津の美味しいランチを食べにいく。
本を読む。

本当にここは環境が整っていることを実感しています。
私自身、創造的なお仕事をされている方に一度2階のコワーキングスペースご利用を体験することをオススメしたいです。